まほろのブログ

渋谷凛について色々

凛の自尊心についてなど色々

以前、凛は自尊心が低く見えると書いたんですがその件について続きです。

凛はスカウトを受けてから初めて明確に自分の中に夢中になったり熱くなれるものがないと気づき自分自身と向かい合います。
そしてアイドル活動を通して、ステージに立つ事の熱さや楽しさを知りアイドルに夢中になり始めます。

 

ここから推測

そしてアイドル活動をしていく上でNGというユニットに出会いますが卯月と未央、他のアイドルの成り立ちを知って凛はどう思ったでしょうか。
アイドルに長年憧れ養成所に通い努力して夢を実現させた卯月。オーディションに自ら応募する行動力を見せ、友達を作るという目標を持っている未央。
こんな2人や、好きな事に対して行動を起こす熱量を持つアイドルを知った時、凄い人たちだな、自分にはできなかったことだなと凛は尊敬して自分を省みたんじゃないかと思うんですよね。
恥じるとまではいかないとしても他のアイドルに対して負い目に似た感情。そして、尊敬する気持ち、もしかしたら嫉妬もあったのではないかと思います。
そういった感情を持っているからこそ、自分を卑下するような発言があったり、仲間の言動をよく見て褒める事が素直にできたり、新たな世界に導いてくれたPに対しての感謝や仕事での無茶振りに応えようとする部分が垣間見えるのではないかと思います。(仕事に関して、アイドルがどういうものか分からないから他のアイドルやPのいう事を受け入れやすい。また、花屋の仕事を通して凛が培った責任感なども関係しているとは思います)


つまり、自尊心が低いように見えるのは、凛が自分自身と向かい合った結果なんだと思います。
自分に足りないものを自覚し、ステージという夢中になるものを見つけ、他のアイドルに対して尊敬するようになった結果、自分を低く見がちになったのかもしれません。
ただ、その気持ちがある分頑張ろう、努力しようとなるので、悪い事だけではないんですよね。

そして、書いてる途中に思いましたがこの話、凛のオーバーマイセルフのセリフに絡んでくるんですよね。
上記で書いたような気持ちで無我夢中でアイドルしていたら結果がついてきて、知らずに心の奥底に甘えや慣れが生まれたんですね(その描写がないので凛の自己申告をそのまま受け取ればですが)そして、周りのアイドルの真剣な姿(アイドルとしてどうなりたいか、ステージで何を表現するのか、好きな事をどう追及していくのかなど)を改めて見て、このままじゃいけない、ただ仕事をこなすだけじゃ足りない!と考えたのだと思います。ここで凛は精神的に挫折を味わって、改めてアイドルと自分自身に向き合うんですよね。

こうした気持ちの変化がTFイベントで表れているなと思います。

TFイベントで加蓮に「凛ってさ、結局、自分が気分よく歌えれば満足なんでしょ。アイドルになりたかった訳でもないしアイドルとしての夢があるわけでもないし。ステージで満足したいから、アイドルをやってるんでしょ。それって独りよがりで自己満足なんじゃないの」と言われます。
加蓮が凛に告げるこの言葉一理あると思うんですよ。そして、この言葉は凛を知っているからこその言葉だしアイドルやアイドル業界に真剣な加蓮だからこその発言。こういう本質を突いた言葉を言ってくれる友人や仲間ってとても貴重だと思います。本当に凛と出会ってくれてありがとうと思いますね。
凛はアイドルとしての夢や目標が固まっていないという事があってそれは夢中になれるものが無かった過去やアイドルやアイドル業界、芸能界の事を知らなかった事から来るものが大きいと思います。何より、ステージへ向き合う事で熱さや楽しさを感じたりアイドルの様々な仕事や作詞の仕事に挑戦したりでまだまだアイドルに対して模索中なんですよね。具体的な夢や目標を考える為の土台作りをしている最中。

ただ、作詞の仕事。これは凛が自分でやってみたいと言ってるんですよ。ステージでの歌や踊り以外の表現方法を自ら!やってみたいと言ってるんですよ。
これこそが自分の中の好きという感情や個性と向き合って前に進もうとしてる凛の成長だと思うんですよね。
感情表現が不器用で色々と考えこむ事もある凛がファンに向けて歌詞という表現で想いを伝えようとする。凛が自分の意志で走り始めたんだなと感じます。