まほろのブログ

渋谷凛について色々

「エチュードは一曲だけ」イベント、凛についての感想

イベント終ってから一か月近く経ってるとか・・・。感想や考察系は早めに出さないとだらだら伸ばしちゃってだめですね

 

 

・凛がアイドルになる前に熱中できるものに出会えたらの世界観


 劇中に凛が言った「これが、本気でなにかに挑む楽しさ。その輝きなんだ」というセリフ。このセリフを(劇中の事ではありますが)アイドルになっていない凛が言う事に嬉しさとか切なさとか色々な感情が呼び起されました。凛はアイドルになってなくてもきっと本気になれる事を見つけて輝ける子。たまたま偶然運よくスカウトが成功して、アイドルになってくれて、アイドルに本気になってくれて。そう考えると本気になれるものが見つかって良かった!って嬉しさとアイドルになる前に見つけてしまったか・・・みたいに複雑な感情が。まあ、だからこそアイドルになってくれてありがとう!といった感じですね。
 また、このセリフは台本ほぼなし即興劇のセリフです。このセリフ、凛が考えたであろうセリフだろうし、アイドルとして成長した凛だからこそのセリフでもあるんですよね。つまり、凛がアイドル活動を通して感じた「本気で何かに挑む楽しさ」という感情をお芝居に取り入れてるんですよ。このセリフ一つで凛の歴史が感じられてとても好きです

 

f:id:rindou968:20180725193156p:plain

 

 

・凛がベースを選んだ理由


ギターを弾いている姿に憧れて、ベースを選ぶ?と疑問に思ってたんで色々考えました
候補1
シナリオ中にセッションする描写があるのでその都合
候補2
モバマスでベースを持ったSRがあるからそれを知ってる人向けの小ネタ。もしくはモバマス世界線と繋がりが?
候補3
情報が出てないだけでデレステ世界線でも実はベースの経験がある
候補4
凛としては何かに真剣に取り組んでいる姿勢に憧れたわけで、ギターが重要な訳ではない。また、凛は考え込むタイプなので、ただ憧れた人が使っているからギターではなく、もしかしたら一緒に演奏できるかもしれないと思って選んだ可能性もあるかもなと。物事を始める際に考え込むというか自分であれこれ考えて納得して進みたがりな凛ならばベースを選ぶ際にもきっと色々考えたと思うんですよね。最初に登場した軽音楽部に忘れ物をした友達?や他の誰かにベースを始めたことを話していない所を見ると、まずは自分なりに考えて行動してみるっていうのは凛らしいなと。
あと、楽器選びや恋愛の事など、軽音楽部の友達に相談しても良かったんじゃないかとも思うんですが、恋愛事を恥ずかしくて相談できなかったのかもしれないと思うと可愛いですね。

 

・凛の成長


 即興劇に誰が挑戦するかという所で、凛が「自分の中でずっと考えてても始まらない、か。そうだよね。ぶつかってみなきゃ」と言い一番手に立候補するシーン。最高です。上で書いたように結構凛は考えてから動くタイプなので自分の中で答えを見つけるまでは迷ったりする事もあるんですよね。ただ、今の凛はぶつかってみて初めて分かる事もあるって知ってるんですよ。アイドルとして得た経験はまさにぶつかってみなきゃ分からない事でしたしね。だから、挑戦する事を恐れない。1歩目を踏み出せる。成長してますね。

 

f:id:rindou968:20180725193338p:plain

凛の自尊心についてなど色々

以前、凛は自尊心が低く見えると書いたんですがその件について続きです。

凛はスカウトを受けてから初めて明確に自分の中に夢中になったり熱くなれるものがないと気づき自分自身と向かい合います。
そしてアイドル活動を通して、ステージに立つ事の熱さや楽しさを知りアイドルに夢中になり始めます。

 

ここから推測

そしてアイドル活動をしていく上でNGというユニットに出会いますが卯月と未央、他のアイドルの成り立ちを知って凛はどう思ったでしょうか。
アイドルに長年憧れ養成所に通い努力して夢を実現させた卯月。オーディションに自ら応募する行動力を見せ、友達を作るという目標を持っている未央。
こんな2人や、好きな事に対して行動を起こす熱量を持つアイドルを知った時、凄い人たちだな、自分にはできなかったことだなと凛は尊敬して自分を省みたんじゃないかと思うんですよね。
恥じるとまではいかないとしても他のアイドルに対して負い目に似た感情。そして、尊敬する気持ち、もしかしたら嫉妬もあったのではないかと思います。
そういった感情を持っているからこそ、自分を卑下するような発言があったり、仲間の言動をよく見て褒める事が素直にできたり、新たな世界に導いてくれたPに対しての感謝や仕事での無茶振りに応えようとする部分が垣間見えるのではないかと思います。(仕事に関して、アイドルがどういうものか分からないから他のアイドルやPのいう事を受け入れやすい。また、花屋の仕事を通して凛が培った責任感なども関係しているとは思います)


つまり、自尊心が低いように見えるのは、凛が自分自身と向かい合った結果なんだと思います。
自分に足りないものを自覚し、ステージという夢中になるものを見つけ、他のアイドルに対して尊敬するようになった結果、自分を低く見がちになったのかもしれません。
ただ、その気持ちがある分頑張ろう、努力しようとなるので、悪い事だけではないんですよね。

そして、書いてる途中に思いましたがこの話、凛のオーバーマイセルフのセリフに絡んでくるんですよね。
上記で書いたような気持ちで無我夢中でアイドルしていたら結果がついてきて、知らずに心の奥底に甘えや慣れが生まれたんですね(その描写がないので凛の自己申告をそのまま受け取ればですが)そして、周りのアイドルの真剣な姿(アイドルとしてどうなりたいか、ステージで何を表現するのか、好きな事をどう追及していくのかなど)を改めて見て、このままじゃいけない、ただ仕事をこなすだけじゃ足りない!と考えたのだと思います。ここで凛は精神的に挫折を味わって、改めてアイドルと自分自身に向き合うんですよね。

こうした気持ちの変化がTFイベントで表れているなと思います。

TFイベントで加蓮に「凛ってさ、結局、自分が気分よく歌えれば満足なんでしょ。アイドルになりたかった訳でもないしアイドルとしての夢があるわけでもないし。ステージで満足したいから、アイドルをやってるんでしょ。それって独りよがりで自己満足なんじゃないの」と言われます。
加蓮が凛に告げるこの言葉一理あると思うんですよ。そして、この言葉は凛を知っているからこその言葉だしアイドルやアイドル業界に真剣な加蓮だからこその発言。こういう本質を突いた言葉を言ってくれる友人や仲間ってとても貴重だと思います。本当に凛と出会ってくれてありがとうと思いますね。
凛はアイドルとしての夢や目標が固まっていないという事があってそれは夢中になれるものが無かった過去やアイドルやアイドル業界、芸能界の事を知らなかった事から来るものが大きいと思います。何より、ステージへ向き合う事で熱さや楽しさを感じたりアイドルの様々な仕事や作詞の仕事に挑戦したりでまだまだアイドルに対して模索中なんですよね。具体的な夢や目標を考える為の土台作りをしている最中。

ただ、作詞の仕事。これは凛が自分でやってみたいと言ってるんですよ。ステージでの歌や踊り以外の表現方法を自ら!やってみたいと言ってるんですよ。
これこそが自分の中の好きという感情や個性と向き合って前に進もうとしてる凛の成長だと思うんですよね。
感情表現が不器用で色々と考えこむ事もある凛がファンに向けて歌詞という表現で想いを伝えようとする。凛が自分の意志で走り始めたんだなと感じます。

凛の好きな所と個性について

凛の好きな所と個性について


 凛は詩的な表現を時々使っていて、それを仲間にからかわれたりもするんですが、凛自身はかっこいいとかかっこよく見せたいとは思ってないみたいなんですよね。
ステージへの決意やファンへの感謝、仲間やPへの思いを心のままに素直に伝えている。表現が難しいですが、飾らない真っ直ぐな心で凛の中にある言葉を伝えようとする所が好き。
 また、詩的な語彙の源泉はなにかと考えると「花言葉」かなと。
花屋の手伝いをする中で花に関する知識を親からの言葉や本の知識で深めていったと思うんですが、花って様々な意味付けがあって、花の種類や色が少し違うだけで伝えたいものがまるで変ってしまうんですよね。
お客さんが伝えたい想いを表現できる最適な花を選んだり、言葉の意味を調べたり、実際に花が手渡される所を想像したりする中で自然と語彙や想像力、感性が育まれていったのかなあと。

 過去の話にはなるんですが、TFのイベントの新曲を作る流れで、凛が歌詞を担当する所が凄く嬉しく思いました。歌詞の作成を凛がやってみたいと言った事、加蓮が「凛ならいいものつくるでしょ」と任せてくれた事で、文字という部分でも表現をする事ができるアイドルだという描き方をしてくれました。
これは公式が、「渋谷凛は歌詞も作成する表現者。人と感性が違ってもそれは個性だし、個性があるから歌詞を作れたんだよ」といった形で凛の個性を上手い事昇華してくれたなと思いました。凛が歌詞を作れるという事で、今後ニュージェネやトライアド、他のユニットやソロ活動の部分で歌詞を作れるといった個性が活かせるかもしれません。これは凛の大きな成長であると思います。

台湾公演幕間

 

台湾公演の幕間より 1stや2ndといった昔の話を語りたがる人が多いという言葉に反応するNG(中の人の代理で外の人)。コミカルなリアクションの中にCu、Co、Pa感が出ていて好きです。特に凛が素知らぬ顔で髪をいじいじする所が好き

 

f:id:rindou968:20180426212040p:plain

「Trinity Field」イベントの感想

 

 結論から言うと、素晴らしいイベントでした。MVもコミュも良く、ずっと見たかったトライアド3人の関係性を表現してくれたと感じました。声優の皆さん、作詞・作曲家の方々、運営さん、ありがとうございました!そして、りんなおかれんの3人、お疲れ様!

 

 

 

デレステの「Trinity Field」イベントのネタばれ満載です。ご注意下さい。】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・Trinity Field  OP

 まずこの凛のセリフで感動しました。∀NSWERイベントでも言っていましたが、アイドルについて勉強中の凛がライバルが増えるのが嬉しいって言っているのが、アイドルに興味や関心を持ってくれている、アイドルを楽しんでくれているんだと思えて感慨深いですね。

f:id:rindou968:20171128192656p:plain

 

 

そして奈緒のこの言葉!

f:id:rindou968:20171128193558p:plain

 

本当に嬉しいよ・・・ずっと待ってたんだよ・・・。

 

その後、加蓮がセンターを主張する場面があるのですが、トライアドのセンターは曲や場面によって変わると思っていたので、凛や奈緒の言葉に頷く部分がある反面、もっと自分がセンターに立つ主張しないのかと疑問に思いました。まして奈緒の「あたしはセンターってガラじゃないし」なんて、自分の中のトライアドにおける奈緒の発言として違和感が凄かったです。歌う楽曲で一番魅力を発揮できるのが誰か、似合うのが誰かを本気で話し合うようなユニットがトライアドじゃないのか?と考えていました。加蓮も2人の発言を意外に思ったようで、加蓮としては不満があるのかな?とこの時点では思っていました。

 

・Trinity Field  1話

奈緒、可愛い

f:id:rindou968:20171128204337p:plainf:id:rindou968:20171128204406p:plain

 

加蓮の意識の高さ、尊敬するし、トライアドに対する信頼で嬉しくなります

f:id:rindou968:20171128204637p:plainf:id:rindou968:20171128204652p:plain

 

受け身がちな凛が、曲に希望を出したり、トライアドのユニットは自分の限界を押し広げてくれる場所という認識を持ってくれているのが成長しているなと感じました

 

f:id:rindou968:20171128213331p:plainf:id:rindou968:20171128213359p:plain

 

また、奈緒と加蓮に対しての、全力で意地を張りあって上を目指すという緊張感と信頼感が、自分の中のトライアドのイメージと合致していて、嬉しくなりました。

 

f:id:rindou968:20171128214422p:plainf:id:rindou968:20171128214911p:plain

 

その後、新曲を作る流れで、凛が歌詞を担当する所が非常に喜ばしく感じました。

公式も二次創作も含めて、凛の言葉が「蒼い」といった言葉で茶化される事が多く、コメディな場面ならまだしも、シリアスな場面の凛の言葉も、人によっては上滑りというか笑ってしまう言葉になってしまうのではないか、それを助長させるような事を公式がしていくのかと一抹の不安がありました。

しかし、今回の歌詞の作成を凛がやってみたいと言った事、加蓮が任せてくれた事で、文字という部分で表現をする事ができる人物であるという描き方をしてくれました。これは公式が、「渋谷凛は歌詞も作成する表現者。普通の人と感性が違ってもそれは個性だし、個性を活かしたから歌詞を作れたんだよ」という凛の「蒼」というネタ的な個性を上手い事昇華してくれたなと思いました。凛が歌詞を作れるという事で、今後ニュージェネやトライアド、他のユニットやソロ活動の部分で歌詞を作れるといった個性が活かせるかもしれません。これは凛の大きな成長であると思います。

 

f:id:rindou968:20171128223922p:plainf:id:rindou968:20171128223941p:plain

 

f:id:rindou968:20171128224010p:plainf:id:rindou968:20171128224029p:plain

 

・Trinity Field  2話

 

 2話からすれ違いというか衝突が始まった訳ですけど、私は加蓮に近い目線で見ていました。なので、加蓮がクオリティの為に多少の無茶を通そうとする所は奈緒や凛に対して違和感を持っていましたし、加蓮の「・・・凛ならこういうの、わかってくれるって思ってたんだけど」というセリフに共感していました。その後すぐに凛のセリフで納得しつつ、不器用だなあと苦笑してしまいました。

f:id:rindou968:20171128230452p:plainf:id:rindou968:20171128230359p:plain

 

そして、プロデューサーから「なにかあった?」と聞かれた凛が、すぐに頼らないのも凛らしいなと。凛はストーリーコミュやメモリアルコミュを見ても、まず、疑問や悩みを自分で考え抜いてからプロデューサーや仲間に質問したり頼るという事が多いんですよね。

 

f:id:rindou968:20171128232447p:plain

 

凛が加蓮について語る部分。加蓮の「アイドルとして上に行く、有名になる」という思いを凛は共感できないと語っていますが、もしかしたら一生共感できない部分なのかもしれないですね。3話で深く語られますが、加蓮の想いは小さい頃病室で見たアイドルへの憧れと、体を満足に動かせなかったコンプレックス等が絡まって生まれた加蓮だけの特別な想いだと思います。アイドルについての知識や興味、憧れが無かった凛には、加蓮の深い部分について共感はできないのかもしれません。

 

f:id:rindou968:20171129003655p:plainf:id:rindou968:20171129003706p:plain

f:id:rindou968:20171129003716p:plainf:id:rindou968:20171129003830p:plain

f:id:rindou968:20171129003844p:plain

 

加蓮と速水さんとの会話。加蓮が凛と奈緒について語る部分が凄く可愛い。愛おしい。

こんな事を言える友達ができるというのは相当に幸せだと思います。

 

f:id:rindou968:20171129005457p:plainf:id:rindou968:20171129005509p:plain

 

 この辺りも加蓮に共感してました。トライアドはステージに関しては妥協するような関係性では無いと思っていたので。

 

f:id:rindou968:20171129011138p:plainf:id:rindou968:20171129011148p:plain

f:id:rindou968:20171129011158p:plain

 

 

 ・Trinity Field  3話

 

 凛と奈緒の会話。ここの奈緒の言葉、「自分たち自身が心から楽しめなかったら、観客に楽しんでもらえるものにならない」ですが、奈緒らしい意見だなと感じました。アトラクトゴシックのエピソードコミュで「みんなに楽しんで欲しいという気持ちが伝わるのが一番大事。それが伝わらなきゃどんなに良いステージができても意味がない」と語っていましたが、そういった意識の元にステージに立っているんだなと奈緒を再認識しました。ただ、加蓮の時にも言いましたが、この感覚は凛には共感しずらいというか、学んでいる最中の部分なんだと思います。

奈緒の言葉は、奈緒の経験から来るものだと思うんですよね。奈緒自身が過去にアイドルやアニメ(のイベント等)といったエンターテイメントに触れて感じたことを、アイドル活動に活かしている。

しかし、凛はそういった経験が無い状態でアイドルになりました。アイドルのファンはどうして貰ったら嬉しいか、ファンは何を楽しんでいるのかという知識や経験が無いままアイドルになった。なので、奈緒の価値観を共感できるようになるには凛自身が誰かのファンになる事で分かるようになるのかもしれません。

過去(のはず)のSTORYイベントで、凛は過去に何かにハマるって事を経験してこなかったと語っています。そして、イベントを通して「何かを好きになって、夢中になれれば、それだけでいいんだ。意味なんてなくたってさ」「みんなと一緒に楽しんで歌うよ。私たちを見てくれる人が夢中になってくれるように。私自身も夢中になって!」という答えを見つけています。アイドルの活動を通して、ステージで歌う事が好きになり夢中になった凛は、ステージに立つ物としての楽しさを見つけます。今後、ステージを見る物としての目線、楽しさを得る事ができれば、また一歩凛が成長してくれるのかなと思います。

 

f:id:rindou968:20171129193038p:plain

 

 等と、つらつら考えている間に、凛が奈緒に踏み込んでいました。「なにを怖がっているの?」。この言葉には驚きました。奈緒が怖がってるとは露程も思っていなかったので、その後の奈緒の「喧嘩したくない、ステージの上以外でも楽しくアイドルをやりたい」という言葉は衝撃でした。しかし、この発言で確信もしました。この3人は私のイメージの中にある「トライアドプリムス」になる前段階なのだと。そう考えると節々の違和感も納得できました。また、デレステが既に完成したユニットとしてトライアドを描くのではなく、意見をぶつけ合い成長するトライアドを描こうとしてくれるのだと嬉しくなりました。

 

f:id:rindou968:20171129212548p:plainf:id:rindou968:20171129212600p:plainf:id:rindou968:20171130003329p:plain

 

そして、凛の「必要な時はちゃんと言わないといけないんじゃない?それはたぶん、喧嘩じゃないと思うし」という言葉。この言葉は凛らしいなと感じますし、本心から言ってると思います。また、凛にとっては「分らない事」の方が怖いのではないかなと思うんですよね。よく知らない世界に飛び込んできて知らない事ばかりの中、周りにいる人、特に身近にいる人が何を考えてるか分らない事こそ凛にとっては怖い事なのかもしれないと考えていました。

 

f:id:rindou968:20171130005220p:plain

 

凛のLIVEの目的。自分の限界を押し広げる。3人が全力で意地を張りあって上を目指して、その結果成長する、というのが目的でいいのかな。これで、3人のLIVEの目的が提示されましたね。

凛:限界を広げる為に全力を出す 

奈緒:LIVEも、ステージの上以外でも楽しくアイドルをやりたい

加蓮:アイドルとして上を目指す為に結果を出す

 

f:id:rindou968:20171130184609p:plain

 

 奈緒からの相談。「どこかでふと立ち止まって、そのまま折れちゃう気がする」という言葉ですが、確かになと思いました。凛と加蓮がアイドルとしての満足感や結果を得た時、楽しいからという理由でアイドルを続けようとしてくれるのか疑問に思います。スパっとアイドルを止めてしまうのではないかというイメージがあります。

 

 

f:id:rindou968:20171201182617p:plain

 

 加蓮との話し合い。加蓮の「きっと、凛も奈緒も、譲る気なんてない。もちろん、あたしも」という言葉には、主張が食い違いばらばらになりがらも2人への信頼が揺らがない部分があって尊い

 

f:id:rindou968:20171203182358p:plain

 

 

加蓮が「北条加蓮ってアイドルが居たってアイドルとして存在を刻み付けたい。ひとりじゃ難しくても、凛や奈緒とならきっとできる。ひとりより、みんなと残せたら、嬉しい。」という想いを語ってくれました。加蓮らしい夢だと思うし、その夢をみんなと残せたら嬉しいと思ってくれているのが本当に尊いですね。

 

f:id:rindou968:20171203184835p:plainf:id:rindou968:20171203184851p:plain

 

  ・Trinity Field  4話

 

 3人の言い合いが発生しますが、所々に普段心に留めている事も滲ませてるのが良かったです。加蓮の体を過剰に心配する奈緒奈緒の心配を煩わしく思う気持ち。加蓮が奈緒のダンスへの才能や実力を認めてるが故の嫉妬。そして、加蓮から凛への言葉

 

f:id:rindou968:20171203225632p:plainf:id:rindou968:20171203230331p:plain

f:id:rindou968:20171204010418p:plain

 

これらの言葉は、まさに渋谷凛の核心を突いてると思います。なので凛も言葉自体を否定はしていません。そして、この後「私も、奈緒も、加蓮の夢を叶える道具じゃない。私たちはみんな、自分の夢を叶えるために、アイドルをやってるんだよ」と語っていますが、ここで疑問が浮かびました。渋谷凛の夢って何なの?と。

 

f:id:rindou968:20171204011843p:plain

 

 

 デレステにて、凛が夢について語るのは現状

 

[オーバー・マイセルフ]渋谷凛

ねえ、いつからだろうね。ふたつの夢が、ひとつになったのは

 

[STORY]渋谷凛

流されるだけの私はもういない。今はこの手で夢を描けるから

 

の2つ。ただ、夢についての具体的な発言は無いんですよね。モバマスであればトップアイドルが夢だと思うんですが、デレステでは?

 

感想をまとめている間、ずっとこの部分に引っかかって悩んでいたんですが、漸く納得できそうな答えを思いつきました。要するに具体的な「夢」はプロデューサー(プレイヤー)に委ねられているのかもしれないと。モバマスから凛を知っている自分としてはトップアイドルという夢に向かって凛と走っているという認識だったので、それでもいいし、それ以外の夢をプロデューサーそれぞれが凛と向き合って決めればいい。公式があえて答えを出さないということが公式の解釈だと受け取りました。もちろん現段階ではの話ですが。

 

申し訳ないですが、もしデレステ内で凛が夢について具体的に言及している箇所があれば教えてください。 

 

 

そして、3人とPの会話

 

短い会話で奈緒奈緒自身を信じ切れていないと自覚させる所がいいですね。凛も加蓮も奈緒を認めているのに、奈緒だけが自分を信じ切れていなかった。

 

f:id:rindou968:20171212165930p:plain

 

加蓮の純粋さが愛おしい。2人に期待してるからこそ、3人ならもっとできると思うからこそ、凛と奈緒相手にだからこそ言葉や感情が溢れてしまう。本音を隠す強かさも、言葉を綺麗に包む賢さも持っているのに。尊い

f:id:rindou968:20171212170309p:plain

 

凛は答えを見つけました。詳細は5話で語られます

 

f:id:rindou968:20171212173934p:plain

 

 

 ・Trinity Field  5話

 

 加蓮の言葉と思いがとても好き。対等でいたいから譲らないし、譲られたくないって、言葉とその裏にある思いが本当に加蓮らしいと思います。

 

f:id:rindou968:20171212183824p:plain

 

そして、凛が見つけた答え。

張りあいながら進んだ先で、背中合わせでも、繋がりあった三角形は、切れることはない。

素晴らしいですね。トライアドへの理想が全部凛の言葉に詰まっています。

f:id:rindou968:20171212184058p:plainf:id:rindou968:20171212184121p:plain

f:id:rindou968:20171212184217p:plainf:id:rindou968:20171212184229p:plain

 

 

最後に奈緒の言葉。もう形容する言葉が見つからないほど素晴らしいです。奈緒が凛と加蓮に向き合って、恐怖や、謙遜すら超えて卑屈とも言える感情に打ち勝つ所が良い。自分を信じる理由が尊敬してる2人が認めてくれるからって・・・。そして、信頼に応えたい、そんな意地なら私にもあるんだ!って・・・。本当に奈緒らしい2人への向き合い方だと納得したし、奈緒の事を改めて尊敬しました。個人的に今回のイベントで一番成長したのは奈緒だと思いますね。

後、個人的にハングリーさというものは、挫折や苦悩や諦めを抱いていた人にしか持てないものだと思っているので、幸せに生きてきて、好きなものやハマるものを見つけられた奈緒には薄い感情というのは納得です。

 

f:id:rindou968:20171212185157p:plainf:id:rindou968:20171212185238p:plain

f:id:rindou968:20171212185314p:plainf:id:rindou968:20171212185347p:plain

f:id:rindou968:20171212185419p:plainf:id:rindou968:20171212185434p:plain

f:id:rindou968:20171212185510p:plainf:id:rindou968:20171212185538p:plain

f:id:rindou968:20171212185642p:plainf:id:rindou968:20171212185742p:plain

f:id:rindou968:20171212185840p:plainf:id:rindou968:20171212185912p:plain

 

 

 

 トライアドプリムスって良いよねえ・・・・

f:id:rindou968:20171212192820p:plain

 

 

 ・Trinity Field  ED

 加蓮をいじってる場面がとても微笑ましいですね。デレステユーザーは特にトライアドだと奈緒がいじられるっていう認識が強いとは思いますが(Storyコミュや奈緒のストーリーコミュ、オルゴールの小箱イベでいじられてる)、個人的には3人全員がいじりいじられる関係が好きなので、もっと凛や加蓮がいじられてる所を見せて欲しいですね。凛がいじられる所はトラプリドラマCDがおすすめなんですが、中古で1万くらいしちゃうんですよね・・・。

 

・加蓮コミュ 

またコミュのセリフが良いんですよね。

 

f:id:rindou968:20171213095614p:plainf:id:rindou968:20171213095627p:plain

 

 ・奈緒コミュ

自分の本気を引き換えに、相手の本気を要求できるっていう言葉とその裏の信頼が好き

 

f:id:rindou968:20171213095809p:plainf:id:rindou968:20171213095903p:plain

 

 まとめ

  とにかくトライアド尊い・・・となるイベントでした。凛、奈緒、加蓮それぞれにアイドルへの想いを語らせて、譲れない部分があるからこそぶつかって、トライアドというユニットに3人それぞれの形で向き合わせる、とても素敵な話だったと思います。正直デレステでトライアドのイベントが始まるという事で不安半分だったのですが、個人的にはライターさんありがとう!運営ありがとう!となるイベントでした。何より、トライアドの3人がもっと好きになりました。ありがとうございました!

 

 

渋谷凛について追記

 

↑でも色々と話しましたが足りない所を少し。

 

今回のイベント中の渋谷凛を見て、SNS上で

「ほんとにしぶりん15歳?」「渋谷凛悟ってる」

みたいなコメントがいくつかあったのですが、これはあるコミュを見てないと確かにそう思うのかもなと感じました。

 

凛は過去(のはず)のSSRオーバーマイセルフのコミュでこんな事を言っています。

f:id:rindou968:20171212200730p:plainf:id:rindou968:20171212220128p:plain

 

f:id:rindou968:20171212220142p:plainf:id:rindou968:20171212220159p:plain

f:id:rindou968:20171212220211p:plainf:id:rindou968:20171212220255p:plain

 

時系列でいうとTrinity Field イベントの前に、挫折を味わっているんですね。身近なアイドルの面々よりアイドルとして遅れてるという焦り、置いていかれる恐怖を感じている。そして、自分を変える決意を新たにする。

そういった感情の変化を踏まえると、Trinity Field イベントでの冷静な対応や言動にも納得できるのかなと思います。まあ、とはいっても加蓮と若さ溢れるやり取りをしているので、そこは年相応だなと感じますね。

 

 

渋谷凛の今後

 今回のイベントで、今後、凛を語るテーマとして、凄く見たいものができました。それは、「渋谷凛の憧れる存在」。もちろん、今までも大人組や仲間たちの姿を見て尊敬したり影響された部分はあると思うんですが、こんなアイドルになりたい、こんな大人になりたいという、凛が大人に憧れるというストーリーが見たいですね。それに、運営はちらほら伏線を張っているようにも見えるんですよね。例えばモバマスでの凛が憧れるアイドルだったり、さよならアンドロメダでの大和さんだったり。今後、ファンとしての目線を獲得するという新たな凛の成長にも注目していきたいですね